「薬膳」と聞くと皆さんは、「生薬が入った薬っぽいお料理」を思い浮かべる方がほとんどでしょう。

しかし、実際は生薬を一切使っていなくても、薬膳料理は作る事ができます。

なぜなら、私たちが普段使っている食材にはそれぞれ効果効能があり、薬のような効果が期待できます。

この考え方を『薬食同源』といいます。

しかも、薬より効果がマイルドで副作用の心配もありません。

体調に合わせて食材を選び、美味しくお料理する事により、体質改善をしていく事ができるのです。

食材の中でも、よく使われている薬効効果の高い食材の一部をご紹介します。

◉にんにく……　

疲労回復、抗がん作用、血糖値の低下

脳の活性化、胃もたれ、食欲不振

造血作用、高血圧予防など

◉生姜……　

冷え性、血行促進、免疫力アップ、健胃

疲労回復、解毒、食欲増進、

◉キャベツ……

免疫力アップ、止血作用、胃腸の保護

がん予防、殺菌作用、美肌効果

◉セロリ……

血行促進、動脈硬化予防、血液サラサラ

むくみ解消、精神安定、安眠作用、

整腸作用、大腸がん予防、利尿作用、

高血圧予防

◉大豆……

コレステロール抑制、骨粗鬆症予防、

整腸作用、肥満予防、女性ホルモン様作用

動脈予防、血液サラサラ効果

◉人参……

皮膚、粘膜、角膜の保護、抗がん作用

肝機能の回復を早める、貧血

・葉の部分を煮詰めると口内炎、扁桃炎に

・葉を入浴剤代わりに使うと腰痛、肩こりに